栄養士勉強会を開催しました。
今回のテーマ
リハビリテーションと栄養改善を同時に行っていくことが重要
リハビリテーションを必要とする患者さんのうち、低栄養の患者さんは約50%いると言われています。低栄養の状態でリハビリテーションを行うとかえって退院や社会参加が難しくなってしまいます。リハビリテーションと栄養改善をあわせて行うことによって、機能・活動・参加もより改善しやすくなります。
からだ作りに必要な栄養
人のからだは、水分が60%、たんぱく質が20%、あとの20%は脂質やミネラルで構成されています。からだの約20%を構成しているたんぱく質は、筋肉・肌のはり・髪の毛や爪、骨、血液などを作る重要な栄養素です。推奨されている1日のたんぱく質摂取量は、男性で60g、女性で50gです。日々の食事で、たんぱく質を十分に摂っていくことはとても大切なことです。また、筋肉の合成を促進してくれる分岐鎖アミノ酸やビタミンDも積極的に摂っていくことが体づくりには大切なポイントとなっています。
手軽にできる運動をすすめていく
患者さんの体力に合わせて、できる範囲の運動をすすめていくこと。ご自宅で安全に行える運動を患者さんにすすめていくことが大切です。食事だけではなく、運動も合わせて行っていくことで、さらに患者さんの体づくりのサポートにつながって行きます。スタッフみんなで研鑽しあい、引き続きサポートをしていきたいと思います。